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子供たちのこと
2010-06-19(Sat) 19:09
さて。「秘密の花園」読み終わりました。こういう古典はどなたの翻訳で読むか選ぶのが楽しくも悩ましいところ。
結局、大人が読む作品として、手加減なしの文章で翻訳したという土屋京子さん訳のものに決定。

秘密の花園 (光文社古典新訳文庫)秘密の花園 (光文社古典新訳文庫)
(2007/05/10)
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で、感想なんですが、凄く色々考えながら読みました。(だからますます読むのが遅い)
ちょっと前、「小公女」をテレビドラマ化してましたが、むしろこちらのほうが視聴者の共感を得られるんじゃないかと。

親からは愛を得られず、周囲の大人の愛情のない過保護と無関心の果てに歪みまくった二人の「哀れ」な子供が、幸運な出会いと、忘れ去られた庭の再生を通して心身の健康を取り戻していくというお話。

この本の中に、“悲しい思考や邪悪な思考を頭の中に招じ入れてしまうことは、猩紅熱の病原菌を体内に入れてしまうのと同じくらい危険なことであり、そういう邪悪な思考を頭の中でそのままにしておけば死ぬまで克服できなくなってしまうおそれがある”とあるのですが、メアリもコリンも嫌いなことだらけ(自分自身を含めて)で、そういう思考で一杯の子供です。
特にコリンは病弱で周りの大人から「長生きできない」と思い込まされ、人を拒絶し自分の部屋に閉じこもり、背中にこぶができて早死にするという恐怖に囚われていました。ほとんど寝たきりですごしているため、足腰が弱って立ち上がることもできない。
実際にはどこも悪くないのに、思い込みという魔にとりつかれているコリンを我がままで同情心のかけらもないメアリが叱り飛ばします。率直で嘘の無いメアリの言葉はコリンに取り付いていた魔を打ち破り、コリンに自分の殻から出て行く力を与えます。

コリンに部屋をでる勇気を与えるメアリも、偏屈な老庭師や素朴な田舎娘の女中やその弟・ディコンとの出会いで、嫌いなものだらけだった自分の小さな世界に好きなものを増やし、どんどん世界を広げていきます。

“不快や落胆を誘うような思考が頭の中にはいりこんでも、それに流されず、明るく敢然として勇気に満ちた思考を奮い立たせて有害な思考を押し返すことのできる人の身には、もっと驚くようなことがいくらでも起きうるものだ。相反する思考は共存しえないのだから”
二人は老庭師・ベンやディコン、その母親であるスーザンに助けられながら、忘れられた庭を再生し、それぞれの努力によって「哀れな子供」でない自分を手に入れます。

そして、コリンには奇跡が起きるのですが。

この感想文、続きます。
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