宵待航海

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Atonement
2012-07-21(Sat) 23:39

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“白昼夢の魅惑のひとつは、夢の論理に屈服することだ”

1935年、英国の地方の旧家、タリス家。
ある夏の夜、ここで起こったある事件の為に、一人の青年は全てを失う。

とりかえしがつかない、ということがどういうことなのか。

“―それらにまして、後の年月にブライオニーを苦しめたのは、深夜から夏の夜明けにかけての切れ切れのの記憶だった。罪の意識は自責の苦痛をいっそう精緻に研ぎあげ、細部を無限のピースのようにつらぬきとめて、ブライオニーが一生のあいだまさぐりつづけるべき数珠(ロザリオ)としたのである。”

ひとが赦しを求めるということは、どういうことなのだろう。
失ってしまった全てを取り戻して、相手を救いたいのか。
それとも、自分が救われたいのか。

事件が起こるまで、じれったいほどのペースで登場人物それぞれの心情が語られ、緩慢なくらいに物語が動かず、訳文が美文なのもあいまって「正直、ダルい…」などと思ってたら、後半、息もつかせぬ怒涛の展開に。
がしっと小説世界に引きずり込まれ、ざぶんと飲み込まれ、あるときは命がけで撤退する兵士に、あるときは戦争の悲惨に向き合う見習い看護婦に。

読み終わったあとも小説の世界に何か残してきたような、そして何か重いものを受け取ったような、そんな読書時間だった。









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