宵待航海

最新トラックバック
最新コメント
最新記事
プロフィール

konatsumaru

Author:konatsumaru
日々のあれこれや好きなことなど、基本温厚に、時々グレつつ。

月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
スポンサーサイト
--------(--) --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
試される読書
2013-04-30(Tue) 01:01
51JQUsV3VYL__SX140_.jpg

『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子 文藝春秋 2011

この本を読んだのは実は一年以上前なんですがw

読み進めるうちに、私の読み方の悪い癖が出てきてですね。

「この、不器用で、純粋なリトル・アリョーヒンを裏切り、傷つける奴は誰だ!?」というところに集中して読んでしまい。(脳内でそんな醜いストーリーを先走って展開させて、その脳内ストーリーを確認するかのように読書を進めていく。自分勝手で消耗するだけの、何ら得るところのない読書の方法)

結局、裏切ったり、傷つけたり、そんなことは起こらなくて。
リトル・アリョーヒンと、彼が大切に思う人たちとはずっと相思相愛で、深い信頼と愛情で結ばれていて、彼の世界は壊されることがない。

私は、すぐにすれっからしなものの見方をしてしまう自分を自覚して、恥じ入ったのであります…。

何かを深く信頼したり、無償の愛を貰ったり、そういうことが、私のこれまでにはあまりにも少なかったのかもしれない。これからも望めそうもない。しょうがない。

しょうがない自分を抱えて、どうにかこうにかやっていくしかないのだ。

静かで優しくて、そしてこちらの心の美しさをも試されてしまう、こんな小説に支えられながら。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。